もののがたり
少年×少女×付喪神。
それは一つ屋根の下。絆と恋の物語。
登場人物
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岐兵馬(くなとひょうま)
付喪神を常世に還すことを生業とする塞眼の一員。兄姉を唐傘の付喪神に殺された過去がある。付喪神への理解を深める為、ぼたんと長月家の付喪神と共同生活をしている。
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長月ぼたん
長月家の当主で人間内に、付喪神と同じ、マレビトを宿しているが、普段は同居している「婚礼調度」の付喪神・匣(くしげ)の力で封印されている。
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羽織
婚礼調度。羽織の付喪神。
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匣
婚礼調度。匣(はこ)の付喪神。
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鏡
婚礼調度。鏡の付喪神。
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硯
婚礼調度。硯の付喪神。
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結
婚礼調度。髪を結い上げる簪の付喪神。
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薙
婚礼調度。刀の付喪神。
作品あらすじ
《ものがたり》
歳を経た器物は、やがて神錆びて“心”を宿し、付喪神となる。
付喪神に大切なヒトを奪われ、憎む青年・岐兵馬。
六人の付喪神と共棲し、“家族”として愛する少女・長月ぼたん。
千年の都・京都で二人は出逢い、暮らすことになる、三者交わる共同生活、前途多難な屋根の下。
人と物。絆と恋の付喪ノ語り。
《長月の婚礼調度》
嫁入り道具「婚礼調度」の付喪神6人。
ぼたんが子供の時から見守ってきた。
兵馬をぼたんの婿(候補)として品定めをしている。
既刊情報
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