
東映アニメーションとバンプレストが初めてタッグを組んだ、アニメーションプロジェクト『京騒戯画』。その監督を務めた松本理恵さんへのインタビューの第2回は、なぜアニメ監督になろうと思ったのかなど、松本さんの素顔に迫っていきます! そして、今後の『京騒戯画』の展開についてもご紹介。最後までお見逃しなくっ!
松本監督手描きの絵コンテ。マンガとしてそのまま読めちゃいそうなわかりやすさ!
背景などの描き込みも緻密ですっ!
- UJ
- アニメ監督を目指そうと思ったきっかけは?
- 松本
- 将来は人と何か関わってやれる仕事をやりたいなとは漠然と考えていました。でも、高校生のときに、アニメ好きの友達に某アニメ映画をオススメされて。見た後に感情が高ぶるし、それが何日も続いてびっくりしました。何度見ても面白いし、精神的に元気になるなあと感じたんです。少しわかりにくいですが、アニメは、人の心に近い部分で何かやれることがあるんだなと思ったんですよね。
- UJ
- それで制作元の東映アニメーションに入社して、演出家を目指そうと考えたのが、わかりやすくて、すごいというか……。途中で、ぶれたりすることはなかったんですか?
- 松本
- そうですね。やりたい事が決まっていたので、大学で4年後に就職活動するより、東映アニメーションが運営していた「東映アニメーション研究所」というクリエイターの教育機関(現在は閉校)で2年、頑張れるところまでやって直接、東映アニメーションに入社したほうがいい、という気持ちだったんです。
- UJ
- 研究所時代、影響を受けた作品などはありますか?
- 松本
- 東映アニメーション研究所に入ってからは、みんなが休み時間とかにテレビをつけて、アニメのDVDを見るんですよ。それを流し見してたというか。あまり意識してこれを見ようとかじゃなくて、良かったシーンを覚えているとか、つまみ食いみたいな感じですね。ただ先生から、実写映画、とくにヒューマンドラマを見ておいたほうがいいと言われたので、そういったプレーンでストレートな映画は見ました。 子供の頃にご飯を食べながら見ていたアニメの印象が強いです。影響を受けているものといえば、家族みんなで見られる、娯楽として人を選ばないアニメだと思います。 幼稚園や小学校の頃は、ご飯のときはアニメを見るというのが定番だったんです。カレーとか食べながら『世界名作劇場』シリーズを見ていて、「このカレーさー」とか言っていると、隣で親が泣いていたり(笑)。親が泣くって、子供にとっては重大事件じゃないですか。アニメは、大人の感情も揺さぶれるもの、感情に直接訴えられるもの、と無意識のうちに根付いものがあったのかもしれないです。今はそういう夕飯の頃に放映するアニメが少ないので、さみしいですね。
- UJ
- 本編を見ていて、いい意味で懐かしさのようなものを感じたのは、松本監督の作風もあったわけですね。
- 松本
- そう言って頂けると嬉しいです。ありがとうございます。
アニメ監督、演出家。2006年、TVアニメ『ふたりはプリキュア Splash Star』で演出助手を務めた後、2007年、映画『Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』で助監督、2010年、映画『ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』で監督デビューを果たす。
©東映アニメーション/京騒戯画プロジェクト
























