ウルトラコラム
戻る
    今月号はUJ移籍連載開始後ますますパワーアップの
    『もののがたり』のオニグンソウ先生にインタビュー!
    漫画家を目指したきっかけからUJ移籍連載に至るまでや、
    制作秘話、今後の展開についても語っていただきました!

    UJ
    漫画家を目指すきっかけは?
    オニグンソウ(以下オニと表記)
    元々絵を描くのが好きで、小学生の頃から漫画家を目指し始めました。大学時代に持ち込みや投稿をしていたのですが、めぼしい成果が得られず……。そんな折に、イラストコミュニケーションサービスのPixivができたので、「漫画家を断念して、趣味でイラストを投稿していこう」と一度就職したんですが、イラストを見た出版社のマッグガーデンさんから声をかけていただき、デビューしたんです。ちょうどその頃は会社に配属されて2か月ほどで、ガラス張りの役員室で社長に直々に怒られるというポカをやって、心が崩れ落ちていた時期で。
    UJ
    挫折、早っ!(笑)
    オニ
    もう渡りに船で辞めました(苦笑)。
    UJ
    Pixivでは、どんな作品を描いていたんですか?
    オニ
    イラストです。漫画はめっきり描いてなかったですね。初連載の時は、投稿していた時の感覚がなくなっていて、漫画としての見せ方を忘れていたのでしんどかったです。デビューまで色々あっただけに、第1話の原稿を描き上げた時は、感動してアシスタントが雑魚寝している部屋を出て、1人で涙を流しながらタバコを吸いましたね。結局やり直しになって「俺の涙はどこに」という状態になりましたが(笑)。その時のデビュー作を今の担当編集さんに見ていただいて、お世話になることになったという流れです。その後は2012年の「ヤングジャンプ」での読切『ノックエッジ』を経て、2014年に「ミラクルジャンプ」で本作の連載を開始しました。
    「少年ジャンプ」は子供時代から一番読んでいた雑誌で、持ち込みしたこともありました。違う雑誌とはいえ、同じ「ジャンプ」と名の付く雑誌で連載することになり、描き続けてみるものだなと。
    UJ
    それが今回、UJへの移籍連載という事になりましたが?
    オニ
    そうですね……UJは中平正彦先生の『破壊魔定光』を目当てに、高校生の頃に唯一購読していたんです。それだけに「自分が読んでいた雑誌に作品が載るのか!」と感慨深いものがありました。
    UJ
    では、本作について改めて伺わせてください。和の世界観が特徴的ですが、お好きなんですか?
    オニ
    和モノが好きなのは確かで、例えば主人公の部屋なら、洋室よりは和室が自分の中でしっくり来ます。昔からアニメ『となりのトトロ』が好きだったりと、日本の原風景が心の中にあるんです。プロットにせよ、文章を書くにせよ、和テイストは常に自分の中にありました。
    なかでも付喪神は書いてみたい題材でした。どんな付喪神がいいか検討する中で嫁入り道具がいいなと思い、そこから婚礼調度の付喪神に守られて育った女の子という、長月ぼたんの設定が最初に決まりました。企画当初はぼたんが主人公で、岐兵馬はいなかったんですよ。
    ぼたんの、実力者たちに囲まれた頭領的な女の子という環境は、僕が大好きな山田風太郎先生の『甲賀忍法帖』(講談社刊)の伊賀側のヒロインが置かれた状況と似ているので、無意識にそれが表れてきたのかなと。
    アクションシーンで、この人に追いつきたいという気持ちで描いているのは『LAMPO‐THE HYPERSONIC BOY‐』(小学館刊)などを描かれた上山徹郎先生です。小学4年生の時に読んで「漫画家ってすごいな」と思った方で、カメラアングルが自由自在で、奥行きのある背景を描く方です。魚眼的な構図といい、俯瞰の見せ方といい、どういう目をしているのかわからないほどです。真似できるものではないんですが、意識しています。
    UJ
    付喪神の姿や能力は、どのように決めていっているのですか?
    オニ
    ほとんど想像ですね。付喪神の元になった道具の使用法から何らかの能力にするタイプと、道具の形に自分の身体を作り変えるタイプの、2パターンあります。でも、道具はそんなにアクションで見栄えのするものがなくて、資料として民具辞典を見ても、「わらじ? う〜ん」となってしまうんです。24話では、普段使わない桶の付喪神を出してみたんですが、後ろ姿だけなのにギャグっぽくなってしまって……。人の形に組み込んで、違和感がないもの、ギャグになってしまわないものをチョイスするのに毎回悩みます。
    UJ
    先月号の23話のバトルシーンは、これまでと雰囲気が違うと感じました。心境の変化があったのですか?
    オニ
    バトルシーンでは細かい動きを描きたいタイプなのですが、今回は迫真のアクションよりは大見得を切る、久保帯人先生の『BLEACH』(集英社刊)のような見せ方のアクションを試みてみました。ですので23話は、見開きで「バン!」と見せる構図をもったいないと思わずに描きました。
      PICUP!
      今月発売のコミックス
      UJD試し読み UJD試し読み
      web連載 ウルトラジャンプ連載作品第1回
      ウルトラコラム 過去コラム一覧
      特設サイト ウルトラジャンプツイッター 荒木飛呂彦公式サイト JOJO-D TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式サイト JoJonium ローゼンメイデン SoundHorizon SoundHorizon KADOKAWA マガジンエッジ 少年シリウス Romanスペシャルサイト 特設サイト一覧 M.A.G