ウルトラコラム
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    好評のうちに大団円を迎えた『NEEDLESS』! その最終巻となる第16巻の発売を記念して、
    今井神先生にデビュー当時から連載最終回までの約10年間を振り返っていただきました。
    原稿が描きたくなくなった時の秘策とは? 読者への懺悔とは?そして、次回作の構想も伺いました!!


    UJ
    連載を終えた今、率直な感想は?
    今井
    やっと休める!っていうのが正直な感想です。今までは出来なかった、2泊以上の旅行とか押し入れの整理とか丸1日ゲームとか。今までコミックス作業だ、描き下ろし外伝だ、って何かと重なって、夏に休めたのは実に10年ぶりだったので楽しみました。
    UJ
    では、そのデビュー作にして、初の連載作品『NEEDLESS』を描くことになった経緯を教えて下さい。
    今井
    大学生の頃、コミックマーケットで『NEEDLESS』と同じ世界観の『BLACK SPOT』というオリジナル漫画の同人誌を見て、今の編集さんが声をかけてくれたんですよ。で、『BASTARD!!』(萩原一至/集英社)など、昔から好きだった作家さんが多かった『ウルトラジャンプ』の賞に応募してみたんです。そしたら賞をいただけて。当時のアオリ面白かったですよ。2001年だったんですけど、「21世紀最強の新人デビュー!」とか書かれて。「まだ21世紀、99年あるだろ」とか思ってました(笑)。もともと『NEEDLESS』は中学時代から大学ノートに描きためていた漫画で、デビューも初連載もこの作品で出来たら良いなーとずっと思っていたので、叶ってほんと感激でした。

    ↑『NEDDLESS ZERO』『NEDDLESS ZERO2』のカバー。


    UJ
    その頃に描きためていた内容と連載作品では、ストーリー上の変化はありましたか?
    今井
    流行り廃りやアイデアかぶりなどを考慮しながら、エピソードの追加や削除をしていましたが、大筋は変わっていません。『NEEDLESS』の最終回が、デビュー作『NEEDLESS1.5』に続いていく、とか。
    でもクルス、ディスク、アルカは後から追加したキャラクターです。主人公のパーティに「驚き役」や、物知りの「解説役」がいることの重要性に気づいて追加しました。
    UJ
    ギャグ&バトルが今井先生の特徴ですが、ギャグの原点やこだわりは?
    今井
    子供の頃に『コボちゃん』(植田まさし/芳文社)、『Dr.スランプ』(鳥山明/集英社)、『キン肉マン』(ゆでたまご/集英社)などを読んで「あ、面白ければ何しても良いんだ!」って学びました(笑)。で、小学2年生の頃に初期の『ドラゴンボール』(鳥山明/集英社)や『BASTARD!!』を読んで「バトルもの+お色気+ギャグ」が最高だって確信しました。
    「笑い」って、その場にそぐわない事態で生まれるので、まじめな場面ほどふざけたくなるんですよね。で、あとは「照れ隠し」と「息抜き」です。手塚治虫先生の「ヒョウタンツギ」みたいに、自分で描いていて照れるようなシーンの直後には何か悪戯したくなります。毎回ギャグを入れるのは難しいですが、ネタ帳とにらめっこして可能なら滑り込ませてました。
    大人になってからは落語や映画の『男はつらいよ』のおもしろさがようやく分かってハマり、今現在、仕事場でヘビーローテーションなのは『ゲームセンターCX』のDVDです。

    ↑第11巻 #72 『ヒゲ』編 Ⅵより。


    UJ
    では、パンチラにもこだわりがありそうですが(笑)、「どこで見せるか」考えたりしていたのでしょうか?
    今井
    まったくないです。「もう疲れたよー」って時には、エロい絵くらいしか描きたくなくなるんですよね。完全に自分のモチベーション維持のために、描きたいモノを描きたい時に描いてました。
    コンテ段階ではバストショットでキャラが会話してるシーンでも、「もう漫画描きたくないよー」病が出たら、ストーリーに関係なく大ゴマでパンチラとか描きます。#72の新(ネオ)クローン部隊が良い例です。ハットフィールドの台詞がスゴイ狭そう(笑)。
    UJ
    また「キャラのダメージを衣服の破れ方で表現」したとのことですが、破れ方にこだわりはあったのでしょうか?
    今井
    僕はおっぱいより下半身派なので、攻撃を受けた箇所とは全く関係なくその周辺がひどく破れてたと思います。女の子が腕を切断されたり内臓まき散らしたりするのは嫌いなので、このダメージ表現は最初は苦肉の策だったんですが、最近はダメージで服が破ける演出のゲームがよくあるので心強いです(笑)。

    今井神

    漫画家。
    2001年、『NEEDLESS1.5』で21世紀ウルトラ漫画賞準入選、読切『呪力戦隊リクワイヤー!!』でデビュー。2003年より『NEEDLESS』連載開始。2014年初春より本誌にて新連載を予定。

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